熊本市中心街の北端に位置する「広町(ひろちょう)」と「藤崎宮前駅」の今と昔です。ここには熊本電鉄の始終駅があります。明治10年の西南戦争のとき、現在の藤崎台球場のところにあった藤崎八旛宮が被害を受け、現在の熊本市井川淵町に移転してきました。明治末に藤崎宮前から池田(現在の上熊本)まで軽便鉄道(後の熊本電気鉄道)が開通。後に菊池軌道株式会社が設立され、現在の菊池市隈府(わいふ)まで軌道線が開通しました。1997年に藤崎宮前の駅が改築され、平屋の建物は駅ビルへと生まれ変わりました。2004年頃から熊本電鉄と熊本市電の相互直通LRT化のことが論議されていますが、とりあえずは熊本電鉄本体の再建が先ということで、事実上頓挫している状態です。
左側の写真、懐かしいです。昭和48年となっています。この同じ年には日本デパート史上最悪の事態となった「大洋デパート火災」のあった年でもあります。ちなみに管理人の私が生まれるちょうど10年前です。私が物心ついたときはまだこの駅舎で、どっちかと言うとまだ新しい駅ビルの方はしっくりこないと言った方がいいかも知れません。いつ見ても懐かしい1枚です。 大きな地図で見る ◆ここからは現代の写真。藤崎宮前駅周辺の写真を掲載しています。
古写真の著作権は東洋ネオン様、現代の写真は熊本市電写真館が所有しています。現代の写真は2010年8月末に撮影。 画像及び文章の無断転載を禁じます。(C)Toyo neon&Kumamoto-city Transportation Museum. |
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